Paddle Street(パドルストリート)

霧の倶多楽湖

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晴れている方がいい。

野外活動をする上でそう思うのは必然であり、当たり前の思考だと思います。

なのでウチのような場所で体験する際には何日も前から天気予報をチェックし、晴れのマークが付いている事を願う方が大半なのではないでしょうか。

私がここでガイドを始めて5年目に入り、数多くの困難に直面しながらもたくさんの方々をご案内し倶多楽湖の魅力をお伝えしてきた中で、どんなコンディションの倶多楽湖が好きかと聞かれた時には即答でこう答えると思います。

 

『霧の倶多楽湖。』

 

体験当日、集合場所のレイクキャビンに集合した時にほとんどのお客様は不安そうな表情で中に入ってきます。

 

「今日、これでもやるんですか?」

 

中止かどうかの判断は運行規定に則りほとんどが風向風速で判断するので、霧がかかってる日は風がない事が極めて多く休止基準に満たない事がほとんどです。

 

薄暗く、やけに静まり返った湖畔は初めて訪れた方にとっては恐怖すら覚えるのではないでしょうか。

 

ですが勇気を出して一度漕ぎ出してみると今までの印象が180度変わる事でしょう。

 

 

聞こえてくるのは野鳥たちの囀りのみ。

 

空と水面の境目がわからない風景はまるで異空間に転移したよう。

 

そして透明度は一切変わらず陸からでは伝わらない真っ青な清水を肌で感じる事ができます。

 

 

霧が濃い日、現地でキャンセルを希望する方もいらっしゃいますが、キャンセル料は一切頂いておりません。

 

ただ、私から申し上げるのは一言『勿体無いと思いますよ』と。

 

 

 

この記事を書いた人

成田大海

Paddle Street責任者。 北海道と沖縄の座間味島にてカヤックやSUPのガイド経験を積み、 倶多楽湖にて(有)レイクリゾートのアウトドアツアー部門、レイクキャビン運営の責任者として就任。 倶多楽湖の環境保護についての情報や安全なアウトドアの普及についての発信を目的に活動。

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